どういう形であれ、“ 己のことを愛でることができる ”人は幸福である。

 女が嫌う女。男が避けたがる女...一般的な彼女への見解はこれが多いだろう。

 しかし、私のような人付き合いが面倒な人間にとっては意外と楽な人のように思えるのだ。

 どうして?

 ヘアスタイルから靴に至るまでのすべてを 『 カワイイ 』 と誉め、『 うん、うん 』 と話に耳を傾けていれば良いので...気を使わなくて良い。

 ただし・・・

 未知の領域で、“ 彼女の引き立て役 ” として日常を捕えられてしまうとすれば...。奴隷になりうることも確かなこと。

 なにはともあれ...それを彼女の個性として受け止めることができるのか、なんらかの違和感を持つのかとで、彼女に対する人々の解釈は代わってくる。

 また、考えを変えてみれば...TVだからできる、彼女の “ 武装 ” として捉えることもできよう。

 人の好き嫌い、人それぞれ。小数派ってわりと好き。